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宮崎駿さん原作「最貧前線」オーディオドラマ を無料配信中 水戸芸術館の特設サイト
2019年に愛知県豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場PLATなどで上演された舞台版「最貧前線 『宮崎駿の雑想ノート』より」のオーディオドラマ版全7話が2020年6月26日以降、企画・制作の水戸芸術館ACM劇場(水戸市)から、順次、無料配信されています。7月26日までです。
オーディオドラマ版「最貧前線」は、世界的なアニメーション映画監督、宮崎駿さん原作の短編漫画「最貧前線」を原作に、脚本を水戸芸術館ACM劇場の芸術監督、井上桂さんが担いました。演出は、壤晴彦さんです。
ACM劇場は昨年、井上さんの台本で「最貧前線」を舞台化。2019年に、水戸芸術館、世田谷パブリックシアター、穂の国とよはし芸術劇場PLATなど全国8カ所で上演され、感動を巻き起こしました。
今回のオーディオドラマ版は、水戸芸術館WEBサイトの「おうちで楽しむ水戸芸術館」特設ページで無料配信。せりふや効果音だけで物語が演じられます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で演劇やコンサートの公演が難しい中、自宅で過ごす人に作品を届けたいとの思いから、生まれました。
併せて、公演の多くが中止に追い込まれた舞台関係者やスタッフの方々を支えたいとの願いもあったようです。
1話20分ほどで、順次公開中。7月26日まで聴くことができます。
ものがたり
「最貧前線」は、太平洋戦争中、海の最前線に放り込まれた漁師と兵士の物語。今回のオーディオドラマ版では、舞台版にも登場した14歳の少年「見習い」の視点で描いています。
戦時下のひなびた漁村。若者は兵隊にとられ、村に残ったのは中高年と女子供ばかりでした。14歳の「見習い」は、漁船・吉祥丸に乗り込んで日々、漁師修業に励んでいます。
ある日突然、そんな吉祥丸に徴用の命令が下りました。
吉祥丸は、急きょ、指定された横須賀へと向います。猟師たちは、不安を抱えたまま、家族との別れもそこそこに出発しました。吉祥丸は、海上で米軍の動向を探る「特設監視艇」という軍艦に改造されました。見習いの少年、乗組員4人は、軍人と共に指定の海域へと向かうことになりました。
航海経験に乏しい軍人たちは、鯨を潜水艦と間違え、天候も読み違えます。海の達人である漁師たちと対立を繰り返しますが、次第に漁師たちの知識や行動力に一目置くようになります。
戦況は厳しく、日本のはるか南方に配置された監視艇部隊は全滅。吉祥丸はその穴埋めに同郷の漁船・三鷹丸とともに激戦地の南方に派遣されます。そこに、日本本土の空襲に向かうB29の大編隊、そして、吉祥丸のような監視艇すら沈めようとする別動の攻撃部隊。吉祥丸の運命は——。
第1話〜7話
- 第1話「吉祥丸、徴用される」
- 第2話「吉祥丸、軍艦になる」
- 第3話「吉祥丸、出撃する」
- 第4話「吉祥丸、敵を発見する」
- 第5話「吉祥丸、最初の航海を終える」
- 第6話「吉祥丸、再び出航する」
- 第7話「吉祥丸、最大の危機」
声の出演者
オーディオドラマの声は、山本龍二さん、前田旺志郎さんや、鳥山昌克さん、春海四方さん、安達勇人さん、福本伸一さん、山口森広さん、杉木隆幸さん、柳家花緑さん、近藤芳正さんらです。