こんにちは、たけろーです。
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ジブリパークは、2020年7月に起工式があり、工事に入りました。
新年度予算発表の時期を迎え、2021年度の整備計画が明らかになりました。新年度に、ジブリパークのどのエリアの整備が進むのか。そのあたりを解説します。
ジブリパークの総事業費は340億円で、21年度は、このうち120億円が投じられます。
既に工事は始まっている!
ジブリパークは、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の中の5エリアで構成されます。
そのうち、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアは、2022年秋に先行開業。「もののけの里」「魔女の谷」の2エリアは、およそ1年後の2023年秋に開業する計画になっています。
2020年7月に起工式があり、先行開業の3エリア「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」は既に工事に入っています。
2021年度のうちに本体工事を終え、展示の整備にも入ります。
また、翌年開業の2エリア「もののけの里」「魔女の谷」は、21年度に着工します。
各エリアの構想の詳細は、下の記事を読んでください。
「ハウルの動く城」「天空の城ラピュタ」の工事も始まる!
では、順に説明します。
①青春の丘エリア(約0.8ha)
「耳をすませば」に登場する「地球屋」、「ロータリー広場」、「猫の恩返し」に登場する「猫の事務所」を設置します。
既存のエレベーター 棟を改修し、「天空の城ラピュタ」や「ハウルの動く城」などに出てくる19世紀末の空想科学的要素を取り入れた内外装とします。
②ジブリの大倉庫エリア(約0.8ha)
温水プール棟跡の6500平方メートルで着工しています。
「倉庫」らしさと懐かしさを感じる和洋折衷の建築空間がイメージです。
常設展示室、企画展示室、映像展示室、遊び場、売店と喫茶、収蔵施設などを整備します。
2021年度には、スタジオジブリ作品に登場するさまざまな世界を再現します。
具体的には、「天空の城ラピュタ」の廃墟やロボット兵、「借りぐらしのアリエッティ」の小人の世界などです。
③どんどこ森エリア(約1.8ha)
既に「サツキとメイの家」があります。 映画「となりのトトロ」の昭和の田園風景をイメージしたエリアになります。
映画の世界観がより身近に、より深く感じられ、子供も楽しめるような散策路を整備します。
④もののけの里エリア(約0.8ha)
2020年度中に実施設計が終わりました。2021年度に本体工事に着手します。
映画「もののけ姫」のエミシの村とタタラ場を基にした里山的風景のイメージです。
「タタラ場」、「炭焼き小屋」、休憩処などを整備します。タタラ場は、体験学習施設になります。
⑤魔女の谷エリア(約2.9ha)
2021年度に本体工事に着手します。
映画「魔女の宅急便」、「ハウルの動く城」などをイメージした北欧風の空間になります。「オキノ邸」と庭園、「ハウルの城」と荒地、レストラン棟、遊具などを整備します。
「ハウルの動く城」に登場する魔法使いハウルの城をモチーフにした施設は期待大です。
高さ16メートルほどで、4、5階のビルに相当する高さになります。
目玉のような大砲が動くなど、リアルな構造。建物の中に入って、ハウルの寝室を見学できるそうです。
愛・地球博記念公園も整備し、ジブリと調和
愛知県は、ジブリパークの工事に合わせて、愛・地球博記念公園のエントランスや休憩所、通路などをジブリの世界観に合わせて改修します。
来園者の増加に備え、駐車場も拡充します。ジブリパークの予算とは別に、67億円が投じられます。
愛・地球博記念公園の公園北エントランスは、名古屋の地下鉄から乗り換え、ジブリパークへ向かう東部丘陵線(リニモ)の駅からすぐのところにあり、ジブリパークの表玄関になります。
そのため、ジブリパークに来園した人たちにとって機能的で景観が調和したようなエントランスへと再整備するのです。
総合案内センター(仮称)は、4つの円形の建物から構成。案内所、休憩所、トイレ売店、などが入ります。屋上を緑化するなど、周辺の自然とマッチしたデザインを目指します。
老朽化している公園西口の案内所と休憩所も建て替えられます。
ジブリパークの各エリアをつなぐ道路も改修。「となりのトトロ」のイメージで、車のわだちがある道も整備されます。
ジブリパークの新施設に必要なインフラ、事務所の整備なども進めます。
交通アクセス面では、北駐車場の入口を移設し、北側に400台、東側に550台の新駐車場を整備。現在の4カ所の駐車場と合わせ、収容台数が3200台になります。
周辺の県道の渋滞緩和のため、車線追加や左右折車線延伸工事にも着手します。